経営環境
当社グループではEC事業者様のビジネス開始・運用に際して必要なあらゆるソリューションをワンストップで提供しており、EC事業者様のためのビジネスインフラ提供会社として事業展開していく方針です。より幅広い顧客ニーズにこたえられるように、ECサイトにおける店舗のフロントサイドであるインターフェースから売上受注、在庫管理、店舗管理であるバックヤードまで、そしてまた、リアル店舗などのオムニチャネル対応や、B2B-EC市場、D2Cソリューション、基幹系システムとの連携など、一気通貫で提供するソリューションの機能向上及び、各社共通の強みである数多くのEC業界における経験や集合知、顧客サポート体制により顧客に寄り添う長期の成長支援に努めてまいります。
経済産業省の発表した電子商取引に関する市場調査報告書によると、国内B2C-EC市場は、2020年以降、新型コロナウイルス感染症拡大の影響やアフターコロナ時代の到来によって大きく拡大しました。 その後、2023年の物販系分野では、消費者の実店舗回帰や店舗の統廃合等で昨年比0.53ポイント減の4.83%の伸び率と若干の鈍化がみられるものの、堅調に推移しています。また、EC化率は前年比0.25ポイント増の9.38%で、さらに増加傾向にあります。
スマートフォン経由のEC市場規模はさらに拡大し、実店舗とオンラインを結びつけ、UXを向上させるOMOが発展しました。このように、わたしたちが支援するEC事業者様の主な商材である物販系分野B2C-EC市場は進化しながら、引き続き規模を拡大すると考えられます。

わたしたちが属するEC業界では、新型コロナウイルスの影響による消費活動の変化や企業のDX化への対応により、EC化のニーズは引き続き拡大するものと考えています。この厳しいながらも成長可能性のある環境の中で、日々の創意工夫を重ね、事業を磨き上げ、更なる成長を求めるEC事業者様に必要なサービスを提供できるインフラとして、インターフェースからバックヤードまで、様々なニーズに対してソリューションを提供しています。